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第23話 ママ友?

Author: satomi
last update Last Updated: 2025-06-17 07:09:00

「翔、ハルカが妊娠した。今度は本当だ病院で検査した」

「それはおめでとう‼で、今回も他の人間には秘密か?」

「頼む、せめて安定期までは…」

「そうだな、双子とかうるさそうだもんな」

――あとパーティー好きがいるからな。

「翔ー!喜べ!アヤメが妊娠したぞ‼」

「想像妊娠じゃないだろうな?」

「そんなの新婚さんじゃあるまいし、マジだよ。病院で調べたんだから」

――病院で?ハルカと母さん遭遇してないよな?

「っていうか、これ以上家族増やす気かよ?って言ったじゃないか?」

「えー?できたもんは仕方なかろう?」

「…」俺は何も言えなかった。

「銀!あ、翔‼産婦人科でハルカちゃんに会ったの~‼」

――やっぱりか…

「ハルカちゃんもご懐妊よ~‼」

「母さん、それは本当?」

「本当の話なの?」

――食いつきいいな、双子よ

「本当よ、母さんが信用できないの?」

「だって母さんだもんなぁ?」

「なぁ?」

――まったくもって素直だな

リョウにlineで報告だな。

『病院でうちの母さんとハルカが会ってる。恥ずかしながら、母さんも妊娠だよ…。家族増やすなっていったのに』

『パーティーかなぁ?』

『本人も妊娠中だからそれはわかんない。それより、双子が盛り上がってるぞ』

『まだ安定期じゃないと教育しといてくれ、頼む』

「コウキ、コウタ、ハルカはまだ妊娠安定してないから刺激するようなことしたり、言ったりしたらダメだからな」

「母さんもだぞ」と親父。

「コウキもコウタもハルカが流産しちゃったりしたら嫌だろう?だから気を付けなさい。わかったら返事!」

「わかった、しょー」

「おれもわかった。しょー」

――親父の言葉なんかむなしいな…

「ところで母さん、その体でパーティーとか言わないよな?」

「うーん、やりたいんだけどね。一応年取ってるし」

――一応じゃない

「体をいたわるんだ、アヤメ。今度は女の子がいいな。アヤメそっくりの♡」

「私は今度も男の子がいいわ。銀そっくりの♡」

 あぁ、こんなだから家族が増え続けるのか…

「俺、今男臭いから女の子希望」

「はぁ?男臭いのはお前が原因だろう?」

「そうだぞ、しょー」

「そうだ」

「男臭いなんて…みんな可愛い私と銀の愛の結晶よ。芳しさしかないわ」

――変態だな。芳しくはないだろう?

「女の子って育てたことないからわからないわ、ハルカちゃんわかるかな?」

――マ
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    「いつ帰ってくるかわかんないから、翔の休学届出してたんだ。悪い。」 そうリョウに言われると、怒れないなぁ。実際わかんなかったし。 俺も実はあの平和なチキョウで学位論文を書いていたのだ。手書き。それをPCで入力し直し、図とか表とかつけて、あとは論文発表に備えるだけ状態にした。 今はいつ産まれるかわかんないし、出産費用などのお金を貯めるので精いっぱい。卒業後は結局親父の事務所で働かせてくれないかなぁ?バイトは出来るけど、正社員で。「ミヤコ、母さんと一緒に産婦人科に行ったんだろ?予定日とか聞いた?性別とか?」「予定日は12月で詳しくはまだわからない。性別…知りたいの?」「準備あるだろ?服とか。それの参考にするんだよ」「多分今のところ女の子」「はっきりしたら教えてくれよな!」「親父ー、大学卒業後親父の事務所で働かせてもらえませんか?」「そりゃあ、難しいぞ。少なくとも司法試験一発で通らないとなぁ。まわりもお前をコネで入ったって見るんだからな。それを黙らせる実力ないとなぁ」「司法試験だな。わかった」と、ひたすら六法全書と共に生活をした。過去問をひたすら解き、リョウに問題を出してもらったりもした。が、意味もなく。予備試験があるからそれ受けないと、司法試験は受験できないなー。とか、法科大学院行ってないとダメなのかー?とかネットで調べてすぐに分かった。とにかく来年の予備試験に向けて勉強だな。そうこうしているうちにミヤコが臨月ということだ。「悪い。俺が自分のことばっかりですっかりほったらかしみたいになってたな」「大丈夫よ。アヤメさんも、ハルカさんもすごくよくしてくれるもの」「あぁ、保険証はいるのか?結局何を持ってけばいいんだよー‼」――あの日のリョウに懺悔「母さん、どうしたらいいんだ?」「これも二人の愛の試練よ。頑張って~‼」「陣痛はあるんだよな?とにかくタクシー呼ぼう」そして我が家に奇蹟の女の子が産まれた。親父・母さん大喜び。「ミヤコ、お疲れ様。頑張ってくれて、ありがとう」「そうよ~、我が家には男の子しか産まれなくって、嬉しいわ~」「孫に『じぃじLOVE』とか言われたら、俺昇天しちゃう」「よろこんでもらえて何より、この子も嬉しいでしょうね」「名前はうーん、朝方晴れてたし『アカネ』にしようか?」「そうね」 妙にあっさりして

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     2人とも臨月になった。母さんだけ高齢出産にあたるのか予定日が近づくと入院らしい。「ハルカー、性別わかるのかー?」「フフフ、二人には内緒」「ズルいー、翔は知ってるんだぜ、翔から聞き出そうか?」「それ名案だな」「翔ー!」「ハルカの子の性別なら教えないぞ」「くそっ、先手を打たれた」「ほかには知ってそうなのは、リョウ?だよな」「リョウ…さん」「ハルカと僕の子の性別は教えないよ。二人には内緒にしようってハルカと決めてるからね」「他に思い当たる人がいない」「確実には知らなそうなんだよなぁ」ちなみに、我が家には再び男の子が産まれる予定。「俺は女の子希望してたんだよなぁ。パパ大好きとか言われたかったなぁ」「銀、落ち込まないで。またヤキモチ焼くわよ!」「パパ大好きー」と棒読みで母さんの病室に双子と入った。「男の太い声で言われてもなぁ」「双子ならまだ声変わりしてないからいいんじゃないの?」「でも棒読み…」「あー、感情入ってないから」×2「母さん、体調は?」「そうねぇ、陣痛が始まりつつあるかなぁ?次の陣痛までが長いからまだ産まれないわよ」「そういうけど、双子産むの速かったぜ?一応ナースステーションにいっておくよ」 俺はナースステーションに報告に行った。その間に双子は動いた。「父さん、母さん。ハルカの子供の性別知ってるか?」「正確には教えてもらってないなぁ。双子には内緒って言ってたしな。」「ここもダメか…」「他に思い当たらない」 と言っている間に母さんがすごく苦しそうだ。というか陣痛だ。「ナースコールだよ!」「どこだー!」 と騒いでいるもんだから、「何の騒ぎですか?」と看護師さんがやってきた。俺はその直後に現場についた。「分娩室じゃないのか?」と親父に問う。「高齢出産なのもあるが、逆子なんだと。それで手術室で帝王切開だ」「はぁ」双子にはいい勉強かな?出産はもの凄く体力使う。という。「ハルカも手術かなぁ?」「心配だなぁ」保育園に行きなさい‼むしろ、行け‼ハルカは臨月に入ってからけっこう経った。一番下の子(今のところ)の名前はアキラとなった。「ハルカ、お腹の子はまだ出てこないのか?」「甘えん坊なんじゃない?」――のんびりしてるなー。双子が待ってるぞ そうこうしていると陣痛スタート、陣痛感覚が広いうちに

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  • うちの玄関は異世界への扉にたまになる。   第22話 双子の事情

    「なぁ、コウキ、コウタ」「なんだよ、しょー」――兄と呼ばないのね…「リョウが帰ってきて不満だろう?そ・こ・で・だ。ハルカがハルカに似た女の子を産んだらどうする?ハルカよりずーっと歳近くて、結婚の可能性だってあるぞ?さぁ、どうする?」「おれはハルカいちずだけどな。でもハルカそっくりならかんがえるな」「おれはハルカからのりかえる」「あーうわきもの!」――微笑ましいな。リョウが親父になるのか…微妙だな。俺、おじさんになるのか? リョウが申し訳なさそうに言った。「なんか想像妊娠だったらしい…」「へー。ぬか喜びだったな。でも若いんだから子供すぐ出来るって!双子、子供はぜひ女の子(ハルカにそっくりの)って期待してるぜ?」「言ったのか?」「もしもの話をしたんだよ。ハルカよりハルカに似た女の子がいたら双子にはよくないか?って話」「男の子産まれたらどうするんだよ?」「その時はその時だな。双子のことだ、リョウに次は女の子をお願いします。とかいってくるかもしれないぞ」「微妙だな。女の子って父親に似るって俗説か?」「俗説だろう。マジな話だったら、その辺にはオッサンみたいな女の子ばっかりってことになる」「そうだな」「うちはこれ以上家族増えないように祈ろう。まーだ親父と母さんラブラブしてるぜ?双子の前でもかまわずに。教育的に良くないよな」「おい、しょー!おれたちたんじょうびだ」「そうなのか、よかったな。おめでとう」「ぷれぜんとは?」「悪い。用意してない」「つかえない、しょーだ」――使える翔もいるのか?双子よ「あら、おはよう!コウキ。コウタ。二人とも誕生日おめでと~‼」母さんがそう言ってくす玉を引くと割れればいいものを、くす玉が落ちてきた。「どうしたのかしら?不思議ね~?」「どうせおやじがつけそんじたんだよ」――親父言われ放題だな「かあさんといちゃいちゃするのにいっしょうけんめいでこんなのにてをぬいて、やれやれだよな」――保育園児に言われ放題の弁護士「そんなこと言ってると、父さんからプレゼントもらえなくなるぞー」――言われ放題の親父登場。さながらサンタ…「二人とも欲しいものわからなかったからな。子供オモチャ売り場で人気の2つを買ってきた。どうだ?」「こんなこどもっぽいのきょうみないよ。おれはハルカがほしい」「あーおれも‼」

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